欧米系の海外にいたら、みんな知っている朝のパンのお供「ヌテラ・Nutella」。

日本にも最近は売ってあるみたいですね。

ヘーゼルナッツ風味のチョコクリーム(スプレッド)で、

ジャムのようにパンに塗って食べるのが普通だとは思うんですが、

これが大好きな人は、大きなスプーンにすくって、そのまま食べたりしています(汗)

これアラフォーの私には無理な食べ方、見ているだけで胸焼けしそう・・・


うちのフレンチ夫も、ヌテラは大好き。

朝の食卓には欠かせないものとなっています。

欧州のスーパーには、ヌテラもどきもたくさん売られていて、

そちらの方が安価なのでつい手が伸びて購入してみるんですが、

夫にとっては長年食べなれた味と違う!と厳しいジャッジが大体下り、

買っては失敗の繰り返しを何度かした経験あります(涙)

ここ数年は私も学習して、安物買いの銭失いになるより、

正規品ヌテラ(?)を購入することで落ち着いてしまいました。

まあ、今いるイタリアはヌテラの本場(?)、

アメリカやオーストラリアにいた時に比べたら、そんなに高くなく

安売りもよくしているので正規品を購入するのが一番だなと。

(ジャムより単価としても安いかも!)


しかしながらヌテラには問題があるとの話も・・・

それは、この製品に「パーム油」が使われているということ。

パーム油の健康問題も聞いたりするんですが、逆に健康になるとの話もあり、

確証がないので、その点についてはとりあえず置いといて

注目したいのは、「パーム油」生産による大規模環境破壊が起きているということ。

どうやら、「パーム油」の原料になるヤシの木を植えるために

熱帯雨林が大量に伐採されているとのこと。

環境保全のためには「No パーム油」運動をすべきであり、

夫の大好きな「ヌテラ」は、彼的にアウトとなってしまいました(涙)

 

注;

今回調べたら、ヌテラは選ばれた農地で生産されたパーム油のみ使用。

森林破壊ゼロとのことで、大丈夫なんですって!

ただし、日本で見かけるチョコクリーム系は基本、植物油脂が入っていて

結構な割合でパーム油が使われています(大豆油もあるらしいけど)。

原産地が記述されてない(わからない)植物油(パーム油)は、

環境破壊に加担している可能性が高いので、

ヌテラは日本にいるのなら押しの一品!

おいしくてお勧めです!

ちなみに私、ヌテラ会社の回し者ではありませんので!

まあ、パーム油マーケットの促進は環境破壊につながっていくので、

No パーム油」に越したことはなく、他の油で代用もできそうだし、

パーム油の需要自体が少なくなることが環境保全への道だとも思えるところ。

ヌテラは全世界に多大なファンがいるから元祖の味は変えれないけど、

パーム油なしバージョンを新商品として発売してくれたらありがたいですよね!

ヌテラ会社(フェレロ)の方(誰?)お願いします!

 

話を元に戻します。

私たちはヌテラが「悪者ではない」とこの記事を書くまで知らなかったので、

昨年はパーム油が入ってないヌテラの味に近い「ヌテラもどき」探しをしていました。

 

前述のようにスーパーのバッタもんは味の面で却下だったので、

難航するかと予想をしていたところ、

夫の実家近くの有機食品店でサクッと見つかり一安心。

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この商品はヌテラよりヘーゼルナッツの味が強いように感じますが、

ナッツ好きの私たちには更においしくて満足です!

値段は、安売り時のヌテラの倍くらいするんですが、

夫が朝から環境に気兼ねなくパンに塗って食べられるならいいかと。

夫の実家には年に数回しか行かないので、

大人買いして(?)5瓶購入してイタリアに持って帰りました。

 

・・・でもね、これが大失敗。

有機食品って、賞味期限が普通のより短いんでしょうか?

(元祖ヌテラは賞味期限一年なのに)

それとも、私が期限をきちんと確認しなかったからでしょうか?

先日、2か月前に賞味期限が切れていたのに気が付きました。

夫、この2か月何も知らずに食べてました。

激甘なので菌は生えてなさそうだし、今のところ問題もなさそうですが・・・

常温保存のものだし、有機食品だし(防腐剤とか入ってなさそう)

なんとなく、これ以上、食するのはやめといた方が賢明な判断。


・・・でも、瓶に半分と2本丸々と残っています(2.5瓶=約1.8㎏)。

捨てるには勿体なさすぎる・・・

さて、どうしようか。

ということで、次回、 本題の「理系のお菓子作り」に続きます。