前回の記事では
イタリアで医者に掛かって
治療まで至るのまでの(長い)道のりを書きました。

前に少し触れましたが医者に診てもらう時、
予約を取っていく場合と、
予約なしのウォークインスタイルの場合があります。

イタリアには国民保険があって(ASL)、
基本、診察代とある程度の薬代も無料となります。
でも、ホームドクターは居住する地域の役所が決めるので、
ほぼ医者の選択肢はありません。
家の隣に医者がオフィスを構えているのに、
その医者の登録患者が制限いっぱいで、
遠いところの医者に指定されたりすることもよくあることです。
それが嫌な場合は、
自費(自腹で全額支払うよう)にして
好きな医者(プライベートドクター)を選ぶこともできます。
(そういう人は、大体、私費の健康保険を持っています)

プライベートドクターの場合は、
基本、完全予約制で待ち時間が少なくて済む傾向にあります。
でもまあ、以前、予約制の医者に行って、
常に1-2時間待ちがあたりまえだったので、医者にもよりますが・・・

ASLを持たない普段私費で医者に行く人も、
予約が取れない場合などは、
ウォークイン(予約なしの)で
ASL診療所の医者に診てもらうことも可能です。
ただ、ふだんお会計作業に慣れてないASLの医者のところに、
いきなり私費の患者が来ても、
医者もどういう風に領収書を発行していいのかわからない人も多くて、
もう面倒なので、「無料でいいよ」ってことになることも多々!
(とか、次回に来た時に払ってくださいとかね)
あぁ、いい先生だ(涙)

まあ、このASLのお医者さんは、
患者を何人見ようが収入は変わらないので、
煩わしい会計のことなんて、すっ飛ばすのが賢い選択なのかもしれません。
その時間の分、他の患者を診てあげれるし。

そこで、
今回は医者に行った時の「待合室でのルール」についてのお話。
前述したように予約なしの医者に行った場合は、
基本、待ちます。(予約アリでもかなり待ったりもするけど)
ラッキーな時で、数人待ち。
たまに10人以上待っているなんて時もあります。
(こんな時は、出直そうか悩んでしまいますけどね。)

ここでの大きな問題は、
待合室の前に受付というものがないので、
「自分の順番がわからない」
ということです(爆)

順番待ちの券を取るチケットマシーンなんて、
そんな便利なものおいてありません!(病院だけです)

診察室に入って初めて医者に受付をしてもらえるので、
そこに入るまでは、患者同士の信頼によって順番が決められています!

基本のルールは、
先に来た人から診てもらえるという、当たり前もの。

・・・でもこれ厄介です!

自分の前に誰が先に来ていたかなんて分からないじゃないですか?
待合室に一人だけいたら明白ですが、
数人以上いる場合は、誰がこの中で一番最後だったかなんてわかりません。
待合室では、(順番に並んではいなく)各々好きなところに座っているしね。

一番ベストな方法は、待合室に入るや否や、
「誰が最後の人ですか?」と声高々に上げて聞くのがいいのでしょうけど、
・・・私、イタリア語できないので聞けません(恥)!!
というか、地元の人ですら、待合室に入ってきて聞かないのです。
みんなどうやってるの??

・・・そうこれは
きっとメモリーゲーム(脳トレ)と一緒なんです。
待合室に入った瞬間に、
中にいる人の数を即座に数えます。
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でも、数だけでは自分の順番の確定ができません。
カップル(介護者付き)で来ている場合もいるからです。
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また、私が入った後に、次々と新参者がくるし、
携帯に電話が入って、席を外す前列者もいたり、
挙句の果て、帰ってきたら違う席に座られたりと・・・
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つまり、数だけでなく、
できれば全員の容姿も待合室に入った瞬間に
覚えた方がいいということです。

そして
席に着いたら、自分の番が来るまでできるだけ離れないほうがいいです。
(他の人のメモリーゲームの記憶を台無しにもしてしまいます。)
ここで一番大事なのは、どんなことがあっても、
自分の後に入室した人に、自分の顔をしっかり覚えてもらえるまでは、
動かないこと(自分存在アピール大事です!)
でないと、その人に順番すっとばされてしまうことになるので!
(これはわざとではないので仕方ないのですが)
 
ということで、
数人ならまだしも、5人以上になってくると、難易度がかなり上がります。
新しい人も入ってくるし、
似たような格好をしている人もいる、
10人超えると、もう途中で何がなんだか・・・

というか病気で来てたら、そんな集中力発揮できないです(涙)
本当に、みんなどうしているのか不思議。
診察室の中で忙しく患者を診ている医者は、
そんなメモリーゲームが待合室で繰り広げられているなんて、
知らないんだろうな(涙)

10人くらい待合室に人がいた時には
その場で順番を書いた紙作って、
みんなに配りたくなったことが何度もあります(涙)
各医者の待合室に順番カードの設置してくれたらいいのにな・・・
(予算そんなにかかりませんから)
待っている間くらい、そわそわせず心穏やかに過ごさせてほしいです。
このイタリアのシステムだと、
「気を抜いたら、順番を追い越されたりする可能性大」です。

まあ、何よりも、
私がイタリア語力を上げて、
人に順番を聞けるようになったいいんでしょうけどね
・・・そのやる気はないです!