昨日の記事で(57話)コロナウイルスが猛威を振るいだしたというのに、フランス政府が「地方選挙」を強行したという記事の追記です。
夫と私は、夫の親(70代)が昨日行われた選挙のため投票所に一日いなければならないことに不安を感じており、この選挙自体の延期を強く願っていたところでした。
政府はこの選挙のために「安全策を講じた」らしいのですが、夫の家族と親戚の複数の情報によると(地方在住者)、この決められたルールを守ってない人がものすごく目についたとのことでした(汗)
たぶん、この投票での安全策というのは、「握手」を禁止したり、人に1m以内に近づかないなどのルールだと予想されます。
でも、フランス人には「キス」や「握手」は無意識に出てきちゃう習慣なので、「やっちゃだめ」と突然言われても適応能力が年々低下していくと思われる特に高齢者の方々など(言い方悪くてすいません。汗)この「長年の習慣」をすぐに変えることは難しいことだと思います(汗)
まるで日本人の私たちが知り合いにあった時に「とっさに会釈をすること」をやめてと言われているようなものです。
ついついやっちゃうのかもしれませんね。
また、投票所ではマスクをしている人はいなくて(やはりね)、普通に口をふさぐでもなく咳をしている人たちも見かけられたとのことです(恐)
・・・やっぱりね。
感染拡大の温床になってる可能性大じゃないですか!!
大統領は国のリーダーとして、ギリギリまで選挙を「中止すべきだ」と言っていたとの話もありますが、結局のところ、全政党に「実施しろ」と半ば強制されたらしいです。
これが本当の話なら(というか、本当の話です)
フレンチの政治家、全員アホなの?(爆)
国民の命より利権を取る政治家ばかりなんですかね(汗)
結局、投票率は平均30%という散々なことになり、この感染の危険を冒して実施した意味があまりなかったとのことです。
(投票率50%以上に届かない場合、次回の選挙で再投票となる)
なんだそれ?
なんだそれ?(怒り)
そしてこの選挙からたったの一日で、「大統領の緊急スピーチ」が行われることになりました。
その中で、大統領は「私たちは戦争状態にいます」と何回も強く訴えていたようです。
うん、一気に国民に緊張感を持たせるような事態となりました。
・・・でもね、
昨日の選挙は大統領の立場が危うい状況になったとしても、「中止」に持ち込んでほしかったというのが私たちの本音です。
というか、一日で手のひら返したように「戦争」って言えるくらいなら、先週これは「やばい」と気づいた学校休校等の発表の時に一気に本気モードに持っていくべきでした。
なんで、こんなノロノロ徐行運転してるんですか?
そういえば、先日パブやレストランが営業停止になるという発表があったその夜は、パブでの「飲み納め」いうことで、たくさんの人がパブに行ったとも前回の記事でも書きました。
そこで酔っ払った人たちは明日から「挨拶のキス」もできなくなるとのことで、その場にいる人みんな無作為にキスをしていたという「お気楽ニュース」も伝えられました。
・・・今の北イタリア在住者にとっては、お気楽すぎる話です!(汗)
さて、北イタリア封鎖から一週間以上たちました。
そして今日一日でまたイタリア全土の感染者・死者が劇的に増えたとの報告です。
もう、ほんとうにどんより。
恐い言い方ですが、
北イタリア封鎖と同時にイタリア全土に散らばった北イタリア人たちの「感染の種」は多くが5~6日で芽が出ます。
その発芽が今日くらいから始まったのかもしれません(汗)
・・・この芽がまた花をつけてたくさんの種を飛ばさないようにしたいところです(恐)
今日の「私が見た」です。
もはや、安定の光景で、「君たち、ちょっとはニュース見ろ!」と言いたいです。
以上です!