新型コロナウイルス感染がイタリアで猛威を振るいだし、

学校休校からもうほぼ一か月がたちました。

封鎖からは10日です。

今までこの新型コロナの悪いことばかりを

書いてきたんですけど

今日は思考を変えて、

うちの家族にとって

「よかったと思えること」

を見つけてみようと思っています。

 

まず、最初のよかったことは、

学校休校と隔離のおかげで

「家族みんなが健康になっている」

って、ことです。


実はこの一か月、

子供達、まったく風邪を引いていません。

普段、この時期の子供たちは、

常に何かしらの病気を学校からもらってきていて

鼻水ダラダラしているのに、

この一か月は全くなしです。

病弱夫(?)も今年は風邪なしです!

すごいな。隔離効果!


まあ、私は休校前2月のカーニバルで

インフルもらったらしく、

高熱を2日出してしまったけど(汗)

その後は病気なしです。

また私は1月から本格的に始めたブログの更新のため、

2月までは「超寝不足」となっていました(汗)

(いつも子供が寝た後、集中できる夜遅くまで書いていたので)

でも、今は息子のお昼寝があるので、

一緒に私もお昼寝(笑)

寝不足もそれなりに解消されています!

うん、元気です!

 

次によかったことは、

娘と息子の日本語が上達しそうだということです。

子供たちは普段学校に行っているので、

娘の場合、

1時間くらいしか日本語を勉強させられなかったところが、

今は時間割を作って毎日少しずつやっています。

息子の場合、

全日保育で私と接する時間がかなり少なかったので(汗)

(ここ最近、息子はフランス語しか話さなくなり、私チンプンカンプン。汗)

今回のことで、私と一緒にいる時間が一気に増えたので、

日本語が上達してきているような気がします!

とにかく、

こんな今後一生ないような(多分)

家族みんなで家に缶詰状態のこの機会を

子供の「日本語力飛躍」の時間にも使えたらと思っています!

 

そして最後によかったことなんですけど

・・・初めて、

「このボロ屋敷に引っ越してよかった」

と思えたことです(汗)


以前は2ベッドのアパート(2DK)に住んでいました。

でも、息子が生まれて、さらに物は増えるし、

小さい子供二人と小さなアパートにいることで

ストレスを感じ始めて引っ越しを決意。

その時は「広さが一番」と思って、

今の「庭付き一軒家」に引っ越ししました。

 

この家の庭はそれなりの広さあって、

ブランコもついてるし、

大きな木もあって

夏はそれらが影になって

暑い日の光から家の中を守ってくれます。

夏は冷房がほぼいらないくらい涼しいです。


家の広さは、

今使わせてもらっている分だけで、

3ベッドルーム(各10畳以上の広さ)

トイレ・バスが2つずつ

10畳くらいの台所・ダイニングルーム

ダンスレッスンができるくらいのかなり広いリビングルーム(暖炉付き)

一つの廊下の壁はすべて収納棚

洗濯室(8畳くらい)

屋内駐車場(+小さな物置スペース)

屋外倉庫

・・・という、かなり広い家です。

(借りてない場所もあって、他部屋が4つとバスルームがあります)

 

お値段はアパート(8万円くらい)の時に比べて

値上がりしましたが(12.5万円くらい)、

まあこの位が相場ですし

この時は「広さ」だけしか見ていませんでした。

 

・・・問題は、

大して下見もせず(諸事情があり)

急いで決めてしまったこと。

そして、住みだしてすぐに大失敗に気づいたのです。

・・・この家、オンボロ過ぎってことに!

 

オンボロ具合の詳細を語ったら

キリがないので省略しますが(汗)

一番の問題点は、

「冬が寒すぎる」ってことでした。

もちろん、すべての部屋に暖房は入っているんです。

いわゆる、セントラルヒーティングみたいなものです。

でも、建物が古過ぎて、

どんなに暖房設定を上げても

家の中が19度以上になることはありません。

そして(暖かくないのに)

引っ越ししてきた初めての冬の暖房代2か月分が

10万円もしてビックリ!

暖かくもないのに10万円も取られるなんて

詐欺かと思ったくらいです!


ちなみにその前に住んでいたアパートの暖房費は

多くても2万くらいで、

冬場も21度くらいの心地よい温度で暮らしていました。

 

もちろん、暖房費がこれだけ違うのには

この2つの物件の広さの違いもあるのですが、

もっと他の理由がありました。

 

それは、住宅のエネルギークラスで説明できます。

日本では「エネルギーパス」というように言われており、

「建物の燃費」のクラス付けのことです。

20200319

簡単に言うと、

クラスが高ければ高いほど、

住宅の暖房・冷房費が安くなるということで

Aクラスからアルファベット順にGクラスまであります。

イタリア(EU圏の国々)では

すべての建物にクラスをつけることが義務付けられていて、

そのクラスも大きな住宅選びのポイントになります。

 

一番燃費のいいAクラスとFクラスの差は、

2015年までの簡単な表で考えると

(今は改定されてめんどくさい単位になっています)

Aクラス(29Wh/ma以内)で、

Fクラス(175Wh/ma以内)とのこと。

この差、6倍です!

簡単に考えると、

冬の暖房費も6倍に跳ね上がるってことですかね。

うん、6倍ってすごい差ですね。

 

以前住んでいたアパートは、

比較的新しい物件(築6年くらい)の

Cクラス」で(85Wh/ma以内)でした。

そこそこいい方だと思っていいようです。

 

最近の新しく建てられている物件は

A+のところも多く、

最新の断熱方法などで、

暖房費がほぼかからないとらしいです。

うらやましい!

(家賃も高くなりますが)

 

実は上記で、

あえてAFを比較したのには訳があって、

Fの下にあるGクラス」には

恐ろしい問題があるからなんです!


それは、「Gクラス」が

175Wh/ma以上

ということ。

・・・そう、Gには燃費の上限がないのです(恐)

ひどい言い方をすれば、

壁のない、柱と屋根だけの家でも、

Gクラス」に入れるということになります(爆)

 

つまり、「Gクラス」になっている物件は

Fに限りなく近いGもあれば、

とんでもない物件も混ざっているということです(怖)

 

・・・そして、今、私たちの住んでいる家は、

ばっちり「Gクラス」です(涙)


まあ、1960-70年代に、

この一帯が土地開発されて建てられた家は、

ほぼどこでもこの「Gクラス」となっているらしいのですが

きちんと長年手入れしてきた「Gクラス」と

うちのような手入れをされてこなかった家の「Gクラス」では

かなりの差があると言えます(爆)

(うちの大家とんでもない人なんです。涙)

 

もうこの家のことで文句を言ったらキリがないのですが、

とにかく、引っ越しした最初の年から

引っ越ししたことをひどく後悔しました(涙)

 

また引っ越そうかと何度も思ったんですが、

子連れ引っ越しはとても大変だし(前回でヘトヘトに)

イタリアをいつ離れるかわからない事情があるので、

とりあえず、それまでの我慢だと思って今の家にいます。

 

でもね。

この家に住んで数年がたって、

今回初めて、

「新型コロナ・封鎖」のお陰で(?)

この家に移ってよかったと思えたんです。

 

今、現在、

アパートに暮らしている子供のいる友人の話を聞くと、

アパートは狭いし、庭もないし、外出ができなくて、

息が詰まりそうな様子になっています。

旦那さんも自宅勤務になって、

さらに狭さが辛いとのこと。

 

方や、うちの状況は

まだまだ寒い日はありますが、

「広さだけが取り柄のこの家」で、

外出せずとも、

そこそこ普通に暮らしています。


子供たちが騒ぎ・暴れまわっても問題ないし、

家の中で、かけっこ、縄跳び、ダンス、太鼓叩き(?)し放題です!

(窓を閉めていれば、近所迷惑にはなりません)

自転車の練習はできるし、

庭を10周もすれば軽いジョギングにもなります。

うん、封鎖、大丈夫、

子供たちは、毎日元気にやっていけてます!

(大人はその子供の世話で毎日ヘトヘトですけどね)

 

ここに引っ越しをしてから今まで、

なんておバカな物件選びをしたのだろうと

後悔ばかりしていたのですが、

今、ちょっとその当時の自分のバカさに

救われているように思います(笑)

うん、あの賃貸契約の時、

頭のネジが外れていたことに、

少し感謝です!

 

ま、もし次に引っ越しするときには、

こんな家、絶対選びませんけどね!(爆)