イタリア全土が封鎖され6週経ちました。この封鎖は今のところ53日までとなっていますが、今まで何度も延長されてきたので、あと2週間で本当に解除になるとはあまり期待していません(汗)。ただ、これまでの厳しい措置の中から少しずつ解除される項目が増えていくようで、封鎖終了に向けての動きが出ているのは確かです。

私個人の意見としては、新規感染者がほぼ0になるまでは、規制を緩くして欲しくないし、できれば「早期の完全封じ込め・コロナ撲滅」を目指してほしいところです。でも、それでは国の経済が破綻してしまうので、多少のリスクを払ってでも封鎖解除の方向で進めていくしかない状況で・・・仕方ないですよね。

この一か月半の封鎖期間中、私には家族のコロナウイルス感染のリスクをほぼ0にしていたとの自負がありました(私の対策方法68話)。でも今は今後の段階的な規制解除で、家族が「安全地帯にいる状況」から、「コロナの荒波の中に身を投じる状況」なるかもしれないことに不安を感じています(感染第二波の話もあるし)。だいたい、今までさんざん「気を付けて」って注意喚起されていた大人でも感染し続けていたのに、気をつけ方がよく理解できていない小さな子供なんて簡単にウイルスを家に持ち帰ってきそうだと思うのです(汗)。

子供が発症する可能性は少ないとしても、子供から私たち大人が感染・発症する可能性は高いし、もし夫婦二人で感染したら、子供たちの世話は誰がするのか・・・ちょっと怖すぎて、その「もしも」のことを考えたくないくらいです(汗)。これが起きた時のバックアッププランが全くないのが現状です(涙)

・・・あと、うちの夫はなにかと「ちょっと残念な人(汗)」なので(76話参照)、夫の場合、もしコロナに感染したら「運悪く重篤化」するかも、と余計なことまで考えてしまします(汗)

20200202

今イタリアはようやく封鎖の効果が出て、新感染者数は日々減ってきています(それでも毎日3千人が発症。汗)。きっと「陽気なイタリア人達」は封鎖解除を「心待ち」にしているんだと思うのですが、「それほど陽気になれない私」は、近いうちに起こる封鎖解除に「不安」しか感じません(汗)。

封鎖解除では、私の不安を払しょくできるくらいの何重もの安全対策を政府が立てて、人々がそれを徹底して守ってくれることに期待したいと思います。


最後に、「ちょっとイタリア、ユルくない?」と思った話を一つします。ここ最近の封鎖解除に向けた動きとして、いくつかのビジネスが再開され始めました(本屋さんとか)。指定されていないビジネス以外でも営業を再開できるようになってきたようですが、その場合、各自治体に申請しなければならないとのことです。

ただ話によると、申請したビジネスは「申請中から再開できる」というルールらしいのです(汗)

・・・? 

もちろん、自治体が再開不許可という判断をする可能性もあるのに(汗)

「申請中は営業OK・・・なんか変じゃないですか?

以上です。