うちには夕食後のデザートが必要なフレンチ夫がいます。そして今、子供たちは学校休校中、夫は自宅でテレワークだし、3時のおやつが毎日必要になっていて、スイーツの消費がハンパないです(汗)。買ってきたクッキーを「おやつ」にしたりもしますが、毎日、似たようなものだと飽きられるので、自作したりして、多様性のある「おやつ」を準備するのも大変です。

最近のお気に入りは、「台湾カステラ」。日本のカステラよりさらにきめが細かくしっとり。バターが入っているので香り高く・激うまです。

できあがったカステラをナイフで切ったり、手で割いたりするときに「ジワっ」と音がするんですが、もうそれがたまらないんですよね!(日本のチーズケーキにフォークを入れた時の泡が消える音に似てます)。

20200526
カロリーは怖い食べ物だけど、最近、特にはまってちょこちょこ作っているおやつです。

ちなみに私は長年にわたり遺伝子研究実験をやっていた元科学者。使っているレシピは、吟味して改良を重ねたもので、いわば最適化したメソッドに沿って再現性のある(同じクオリティーのもの)お菓子を作っています。 スポンジケーキなどは、たまに膨らみ具合が多少変わったりすることもあったりしますが、基本、残さずおいしく食べれるものを作って来たと自負しています(笑)


・・・それがですよ。

今日作った「台湾カステラ」がなんと・・・

「砂糖」と「塩」を間違えて作った

「塩カステラ」

だったんです!!(爆・爆)

あの以前流行ったような「塩キャラメル」みたいな、「ほんのり塩味」ってやつじゃなくて、

砂糖がすべて塩に置き換わった「塩カステラ」です。

長年、お菓子を作って来たけど(科学実験もいっぱいやってきたけど)、

・・・こんな「ものすごい失敗」をしたの初めてですよ(汗)

ていうか、砂糖と間違えて塩入れちゃったなんて、まるで、

「漫画の世界」

だけかと思っていたのに。 

現実に、ここにいましたよ!

コメディーの世界って実はすぐそこにあったんですね(笑)

このカステラ、見た目も匂いも(卵・バター・バニラ混合のいい匂い)普通だったのが落とし穴となり、まったく疑いもせず口に運んでしまうのです(汗)

そして今日の第一発見者=被害者は、誰よりも先にカステラに手が伸びた娘でした(涙)。

一口かじりついた娘は、まるで「毒」でも入っていたかのような奇声を上げ、すぐに流しに吐き出しに行くほど!そして大泣き。

一瞬、本当に毒を入れたかもと自分を疑ったくらいです(汗)

20200526 2
状況確認のため、私も恐る恐る、カステラの小さいかけらを口に入れたのですが、

超絶塩辛! 

これ食べれる代物ではありません!

(ものすごい量の塩が入っているので、ほぼ塩を食べていると同じような味だと想像してください。汗)

・・・生まれて初めて、作ったスイーツを丸のまま捨てることになりました(涙)

(娘と息子は、期待していた「甘いカステラ」が食べれなくて、ものすごく残念そうでした。)


「塩」と間違って「砂糖」を入れたものは、まだ食べれるものだと思うのですが、今回のように「砂糖」と間違って「塩」を入れた場合は、まったく食べられないものができるということを学びました。もうこんな失敗は二度しないわ!

そして、ちょっと元科学者としての自分の腕を疑ってしまった日になってしまいました(涙)

確認大事ですね。

おしまい

追記:ケーキを膨らませるために卵白を泡立てて入れるのですが、ここに砂糖が入ると、簡単に角の立つメレンゲができます。今回、普段より泡立つのに時間がかかって、少しおかしいなとも思ったのですが(汗)、時間をかけたらきれいに角が立ったので、気にしませんでした。メレンゲって塩が多量に入っててもできるというのは大きな発見。ま、何にも使えないけど(汗)