なんだかんだ言って、まだフランス滞在中です。
ここ最近のフランスは一日のコロナ新規感染者が2000人台で、今日はとうとう3000人を超えてしまいました(汗)。感染拡大の原因は夏休み中の若い世代の無防備な行動と家族内感染のようです。今のところ、夫の実家地方の感染者数は0に近い方なのですが、夏休みの帰省で人の大移動が起きているので、いつ感染が広がってもおかしくない状況です。この一週間ほどの間にフランス政府は感染抑止のために、主要都市での外出時のマスク着用の義務化を始めました。また欧州各国は感染拡大地域の国境を越える移動をした場合、再び14日間の自宅自粛の規制を始めるところも出てきました。イタリアがフランスからの帰国者に対して自粛規制を始める可能性が出てきたので、そうなる前にイタリアに帰るべきかと思っています。
6月中旬から夫の実家にお世話になっていて、毎日ドタバタ、義両親に少しでもゆっくりしてもらいたいというのもあって、私たちは夫の実家から南仏に休暇に行きました(2回)。
休暇と言っても、休暇先から70代の義両親へコロナを持ち帰るのを恐れて、かなり自己・行動規制を取った日々を送りました。まず、一度もレストランに行かなかったし(涙)、消毒液をいろんなところにスプレーしながらの外出も、海に行くか散歩くらいでした(ユニクロには歩いていったけど・汗)。海では隣の人との距離を10m以上保てるように、朝の人の少ない時間に行って、混み始めるお昼前には帰るという徹底ぶり。・・・これ例年に比べてたら、かなり「つまらない休暇」だったんですが(パブにも行かなかったし。涙)。今年はこんな状況で、それでも休暇に行けただけ良かったなとと思っているところです。
うん、仕方ない!
方や、義兄夫婦の話になるのですが・・・
義姉は最近、乳がんが見つかって、癌を小さくして手術するために薬物療法を始めました。・・・そうこの人、若いけどコロナに罹ったら「一番ヤバい」(重篤化する)部類に入ると思われます(汗)。
薬物療法は、癌細胞だけでなく必要な自己細胞も破壊して免疫力が落ちます。3週間に一回の周期で薬物療法を複数回繰り返すのですが、この3週間というのは体がある程度回復する時間を設けてあるからです。
こんな義姉の状況なので、今年の夏は義姉をコロナから身を守るため、義兄夫婦は自宅で自粛・療養生活を送るものだと思っていたんですけど・・・
・・・彼ら普通に外出するし、たくさんの人の集まりにも気にせず出向いてます(涙)。ちなみに義姉の実家は10家族くらいが集まるホームパーティを頻繁に行うような大家族です(汗)
そこで、先日の話です。
義姉が化学療法を終えた2日後(一番免疫が落ちてる状態)「ピクニック」に行ってから、その足で夫の実家に数日滞在することになっていました。
内心、義兄夫婦にはできれば外出を控えて欲しいところなのですが、外での「ピクニック」なら(人数にもよるけど)コロナの危険性も低いし、多少の気晴らしにもなっていいのかなと思ったところ。
でもね・・・
ふたを開けてみれば、その集まりは「ピクニック」ではなく(私達への体面上、そう言ったのかどうかわかりませんが)40人以上が集まる家の中での家族パーティだったんです(爆)
これ、人が「ギューギューに肩を寄せ合って」写っている携帯の中の集合写真を義姉が見せてくれて発覚しました(私たちにピクニックと言ったのを本人忘れた様子・汗)。他の写真も、わいわいとやっている写真ばかりです(もちろんマスクなんてなしで)。
・・・はあ(溜息)
・・・もう、なんか虚しくなりましたよ(涙)
私達家族は、夫の両親へのコロナ感染を恐れて、できる限りの対策と自粛行動を取って来たのに、義兄夫婦は(一番罹ったらやばい義姉がいるというのに)大人数でパーティして、その足で夫実家に来ています(涙)
夫と二人で呆れました(とほほ)
この状況はまるで、
海鮮レストランにみんなで行って、
私たちは気を使って「安い料理」を頼んだのに
義兄夫婦は自分達だけ「ロブスター」(一番高い料理)を頼んで
でも、最後のお会計を割り勘にされてしまった(!)
という状況に似ているねと夫が言いました。
(アメリカの海鮮レストランに行ったら、ロブスター料理が一番高いんで。笑)
うん、そんな感じ!(笑)
このコロナ禍、慎重ではない家族メンバーがいると、
食べてもないのに私達も
「ロブスターの代金を支払わされる」=「コロナに感染する」
ことになるのです。
これって、かなりモヤモヤしませんか?
私の兄弟や両親になら自粛するように一言いえるのですが、夫は家族に嫌なことを言わない性格の人なので、さらにモヤモヤです(涙)
そして、この義兄夫婦参加の40人パーティには続きがあって・・・
バーティの次の日、参加者の中に「ひどい咳と発熱の症状」が出たのです(爆)
・・・・・・・
これヤバくないですか?
いわゆるクラスターになる典型例でしょう?
義兄夫婦はもちろんのこと、パーティーから実家に来ているので、今ここに一緒にいる義両親も、私たちも(子供たちも)にも感染の危険があります。
もうこんなことになるから、自粛して欲しかったのに!(心の声)
・・・・・・
・・・・それから
この「咳・発熱」が出た人のPCRの結果が出るまでの一週間ほど、みんなはかなり不安な日々を送ることになったのです(涙)
幸いにもPCR検査は「陰性」で結果オーライでしたが、とにかくヒヤヒヤさせられる出来事でした。(まあ、PCR検査も7割の正確さなので、この人が残りの3割に入っていたら問題ですけどね)
こんなことが最近あったので、
今後、義兄夫婦は気を付けてくれるかなと思ったんですが
・・・なんか懲りてない様子。
やっぱり普通に外出してますよ。
自分は大丈夫って思いすぎではないかと(ていうか義姉は大丈夫なカテゴリーの人ではないですよ!)
夏休みは義兄夫婦がちょくちょく夫実家に来るので、私達は「ロブスター代金を割り勘」させられる前にフランスから離れるべきかと思った次第です(涙)。
こういうフランス人、多いんですかね?(どこもなのかな。)
以上です。
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