昨日・一昨日とちょいと寝込んでいたんですが、今日はボチボチ回復。
うん、コロナじゃなくてよかった(多分。汗)
今日は熊本地震の時に「頭に来た」お話をしたいと思います。
それは、南部の中華料理店で働いている人(叔母の友人)の話です。
熊本地震後、壊滅的な被害をもたらした震源地付近の避難所には避難民があふれていたようです。高速道路は通れず、一般道にも甚大な被害が出ており、最初の数日は救援物資がほとんどない状態で、「深刻な食糧不足」になっているとの報道がありました。
そこで、本震発生後すぐに叔母の知り合いの中華料理店のスタッフ全員が朝の4時に職場に集まり、「おにぎり400パック」を作って、被災地に届けることにしたのです。南部でも場所によっては強い余震が来ている中で、こういう行動を起こしてくれた人がいるということに、心が温まるような話です。
おにぎりが出来上がったらすぐに、代表の人が被災地まで壊れた道を数時間をかけて持って行くことに。避難所に着いて、担当の方(役場の人?)に渡そうとしたのですが、担当の方の返事は・・・
はああ??
そして、ここで私が驚いた「受け取れない理由」というのが
・・・・
とのこと。
は、はああああ???
1200人全員分ないと不公平だから受け取れないとの理由でした(爆)
お役所の決まりなのかもしれませんが
もう、ありえなくないですか?(怒)
不公平を避けるなら、せめて「子供とご老人」限定で渡すとか、いくらでも方法はあると思うのですが、頑なに「拒否」されたらしいのです(涙)。
衛生面への配慮で受け取れないと言う理由なら多少理解もできます(その場合でも、中華料理店(プロ)が作ったおにぎりなら問題はなさそうなところですよね)
この「全員分ないから受け取れません」というのは、もう想定外の拒否理由すぎて・・・当時、この話を聞いてるだけの私ですら、怒りが湧いてきました(メラメラ) 目の前には、前日からまともに食べ物を口にしてない人達がゴロゴロいたんですよ!(報道による)
「みんな平等に受け取れないから、いりません」って、お腹すいている人が言ったんですか?
・・・・・
まあ、この担当者が悪いというのでなく、こういうルールを作った行政が悪いんですが、こんな非常事態なので、少しは臨機応変に動いてほしいと思ったところ(涙) なんか頭固すぎじゃないですか?
スタッフ一同、超早起きして、善意でここまで来た中華料理店代表の方も、この対応には頭にきて、「捨てても構わないので、ここに置いていきます!」と言って、おにぎりを置いて帰って来たそうです。
・・・どうか、そのおにぎりがお腹のすいている人に届いていますように、と願うしかありませんでした。
その後、震源地近くの避難所には、全国から食料も含め救助物資がどんどん届くようになりました。避難所の方々がひもじい思いをしたのは、最初の数日だけだと思います。・・・そしてしばらくすると、届きすぎて残念ながら破棄しなければならない賞味期限のある食料もあったようです(報道による)。
被災地では、たまに嫌な話を耳にしたこともありますが、それでも全国(世界も)の人からの善意で溢れていて「世の中、捨てたもんじゃない」と感じることが多かったです。多くの助けてくれた人に感謝です。
コメント
コメント一覧 (2)
妊婦さんや授乳中の女性、小さな子供たち(小学校低学年くらいまで?)だけでも、お腹を膨らませてあげたいです。
こういう時、欧米のおおらかさが本当に羨ましくなります。(コロナ禍では大変そうですが😅)中華屋の皆さん本当にありがとう。過去の事ですが、私もおにぎり達が有効活用されるよう祈っています。そして、そんな時の為に災害に個人で備える事がやはり重要だとも再認識させられました。ありがとうございます。
シロウサ マイ子
が
しました