息子誕生記 今までのおさらいです。
不妊治療編:
熊本地震編:
熊本地震発生後、母の鬱が発症、悪化を止めるには・・・
父も、家の地震後の処理や忙しくなってきた農業のことを全部ひとりでやらなければならないので、体力的にも(精神的にも)きつい時期。自分のことをやるので精一杯なところなのに、何もできなくなっていく母の面倒も見るというのは大きな重荷になっていたと思います。鬱を発症したら何が起きるか分からないので(汗)、誰かが近くにいるのがベストです。しかしながら父も私もそれができる状態ではありませんでした。母は嫌がっていたのですが、医者の判断が「入院」となって、父と私はほっとしたのです。地震で瓦礫だらけの実家より、安全な病院にいてもらえるのも安心です。幸い、病院は実家から近いところにあるので、父は頻繁に見舞いに行けるし、私も娘を連れて、できるだけ通うようにしていました(私の体調次第でもあったけど。汗)
結局、私がイタリアに帰るまでに母は治ることがなく、退院しても不調に悩まされ、全快するのに何か月も掛かったように思います。母は鬱と一生付き合っていくしかないのかもしれませんが、鬱を引き起こすような「衝撃を与えるような出来事」が今後あまり起きないことを願うしかありません。
鬱になったら一人で抜け出すことはほぼ不可能で、誰かのサポートが必要になります。この時、すぐに病院に頼ることができて、母も私たち家族も助かりました。
続きます。
コメント