先日のブログ(263話)では、ここ最近のイタリアのコロナ禍の対策をご紹介したのですが、今日はその追記です。

イタリアでは116日から各州を3つの危険度レベルに分けて、それぞれに合った予防措置が取られています。

これら危険度レベルは「色」で表現されており、

レベル低:イエローゾーン

レベル中:オレンジゾーン

レベル高:レッドゾーン=ロック・ダウン

となっております。

116日の時点では

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私の住んでいる北イタリア(ロンバルディア州)は、レッドゾーン/ロックダウンに突入しました。

この色分けは15日ごとに見直しされるということで、その頃には赤色が黄色になることを期待していたのですが・・・執行からたったの5日しか経たないというのに、新たな色分けが発表されました。

それは

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うん、赤とオレンジ、バッチリ増えてるやん!(爆)

なんか、おしゃれブーツになって来てます(笑)

この様子なら、赤ブーツになるのもそう程遠くないのかもしれません(涙)

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今回のロックダウンでは低学年の学校教育は体面授業を続けているというのが前回とは違うという話をしましたが、その他、「子供が公園に行く」のも許されているのも大きな違いのように思っています(知人が警察に確認) 実はこの「公園は可」というルールをうちの近所では知っている人が少ないので公園に今ほぼ人がいない状態・・・ただ、これがもっと周知されたら、子連れの家族は土日にどこにも行く場所がないので「公園が混雑」しそうです(汗) 

またイタリアでは14歳以下の子供を一人にはできない規則があるので、学校後に祖父母が子供の面倒見るのが一般的であり(特に田舎の方では)、公園に祖父母と子供がいるのはよく見かける光景。今、イタリア政府からは、重症化のリスクが高い高齢者が孫の面倒を見るのは控えるようにと言われているようですが、「法で規制されてなければ、守る人は少ない」気がします(汗) つまり、このロックダウン中に公園が祖父母・子供で混雑したりしたら、今回の「公園はOKルール」は、すぐに禁止事項になりそうかと(涙) 年齢制限を設けた規制もイタリア国会で話し合われたようですが、「却下」だったようです・・・どこも大人の事情があって(理由はだいたい分かりますよね)論理的な判断の上で規制措置を決めているのかどうか疑問が残るところです。

今、こんな感じのイタリア、この冬の間に「赤とオレンジ色のブーツ」が「黄色ブーツ」になることはあるんでしょうか・・・国としては、クリスマス前までに「黄色ブーツ」も脱ぎ捨てたいというのが本来の目的だったのですが・・・程遠いように思えますよ(汗)

とりあえず、みんな規則を守りましょうね。

 

追記:娘の学校では、一週間の秋休みが「隔離対象者多数」のため、2週間に伸びてしまいました。また隔離対象ではない人達に向けて、学校側は前々から「この期間はできるだけの自粛をしてください」との呼びかけを保護者にしていました。

秋休みの2週間で隔離が終わり「秋休みが始まる前に隔離対象となった先生と子供達」は全員・登校可能となったんですが・・・あるクラスの担任は学校に来てなかったんです(汗) どうやら、その先生、秋休み中に旅行して、同行者が陽性になったので、秋休みの終わりから2週間の隔離対象になったとのこと・・・はあ?(爆) もちろん、休み中に旅行するのは自由だし、「権利」として認められていること、でも学校が「できる限り自粛・外出は控えて欲しい」と言っていたのに、「教師が平然として旅行にでかける」って・・・ちょっと、そのメンタルに唖然としてしまいました(汗)

この教師と同じように、生徒の家族の中には旅行に出かけた人もいたようですが(大勢・汗)、その一方、隔離対象ではないけど、きちんと真面目に自粛生活を行っている家族もたくさんいたようです。こんなことが起きると、日本では真面目な保護者に抗議されそうですよね。でもここは「個々の自由の権利を尊重する欧州」、多少の文句はママ友の間で言い合っても、学校に正式に苦情を言うことはないようです。フレンチ夫も、そういうもんだと。・・・なんだかね。

今、その先生不在のクラスは、子供たちは全員登校して教室にいるのに、先生が自宅から行う「オンライン授業」になっているとのこと(汗)

・・・変なの・・・