息子誕生記 今までのおさらいです。
不妊治療編:
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熊本地震編:

熊本地震と私と、エコノミークラス症候群の話になります。
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2回の震度7を記録した熊本地震でしたが、地震による直接死の犠牲者はすごく少なかったんですよね。まさに日本の耐震対策と人々の常日頃の心がけの賜物かと思われます。これ欧州で起きていたら、ものすごい数の犠牲者が出ていたことだと思うところ(汗) イタリアは欧州では地震国なんですけど、全くと言っていいほど地震対策が見られません(汗)まあ、こちらの新築物件はそれなりの耐性の基準で家を作っているとは思われますが、イタリアでは新築を建てるより、古い家を改築することの方が数が多いので、災害耐性のある家はそう増えてないように思うところです。
  熊本地震では直接死は免れたものの、その後、関連死として200人以上の犠牲者が出ました。エコノミークラス症候群はその中の大きな要因の一つで、車泊している人だけではなく避難所にいる10%もの人たちが発症していたとも言われています(汗)・・・ものすごい数ですよね。避難所では、個人スペースが狭く(動きにくい状態)、またトイレに行く回数を減らしたいがため、水分摂取量を減らす人が多かったようで、「プチ脱水状態」=「血液ドロドロ」となり、「エコノミークラス症候群予備軍」が量産されてしまったようです。「血液ドロドロ」は私のOHSSの症状の一つでもあり、全く同時期に私と同じ症状となっている人がたくさんいたということに奇妙な偶然を感じてしまいました。
地震後、私は幸運にも叔母の家にすぐに避難し、好きな時にトイレに行き、毎日湯船につかり、ゆっくりと足を伸ばして寝れる恵まれた環境に身を置くことができました・・・もし、そこに避難していなかったら、実家で車泊かビニールハウスでの寝泊まりとなって、トイレ・お風呂もゆっくり使えない生活の「エコノミークラス症候群を生み出す環境」と「OHSS発症」のダブルパンチでかなり危険なことになっていたかもしれません(汗) あの時、すぐに避難実行したのは賢明な判断で、一歩違ったら私は今ここにいなかったのかもしれないなと。これ大げさな話ではなくて、たった一晩(8時間)の車泊でエコノミークラス症候群を発症する事例もあるようなので、その時の私の体では一晩の窮屈な避難生活が命取りになっていたかもしれません(怖)
まあ、私みたいに「災害避難生活」+「OHSS発症」という状況になるのは、ものすごく稀なことだととは思うのですが(汗)、もしこんな不遇が同時に起きたらとにかく気を付けてください。
 私のOHSS の治療ですが、医師には「水飲んで、ゴロゴロしとけ」(意訳)との指示です(笑) 私は娘(幼児)を抱えているので「ゴロゴロ」とは、なかなかできない状態。というか、超元気な娘と一緒だと毎日ぐったり・休まる暇はあまりないんですよね。さて、どうしましょう。
続きます。