11月の中旬にロックダウンに入った北イタリア、期待したように新規感染者が減ってくれないので、更に2週間ほどの延長となっています。経済効果が大きいクリスマスまでに感染者数を押させて、「いつも通りの(?)クリスマス」を送るため、自粛規制をイタリアも含め欧州の国々はとっているのですが、そう簡単に事が運ぶとは思えないところ(汗)。イタリアも今回の「ロックダウン」は春の時に比べかなり規制が緩いので、これでどこまで効果が出るのか半信半疑であります。もう今年の年末は、夫の実家にも行かずに初めてのイタリアでのクリスマスを過ごすことになりそうです。
ところで、このコロナ禍の一つの対策として、イタリアでも「部屋の換気」を呼び掛けています。もともと北イタリアは日本の気候に似て湿度が比較的高いのもあるせいか、コロナ禍以前でもよく部屋を換気しているなという印象を受けていました(以前、住んでいたアパートでは、冬でも共有階段・廊下の窓を開けられていましたよ。寒いよ。汗)。そこで今日は、お隣のアパートの「換気事情」についてお話をしたいと思います。
お隣は比較的新しい4家族が住むアパートです。このアパートは、最近の物件によくある「暖房が共有」タイプとなっています。このシステムはアパートに住む人が一戸ごとに部屋を暖めるのでなく(暖房費は個人払い)、アパートにある暖房施設(お湯を循環させるタイプが多い)から、個々の部屋に暖房が行き渡るようになっているものです。この暖房代は「共益費」で負担される部分が多く、一戸ごとの費用が個人タイプのものより安くなるようです。共有暖房施設のアパートでも個人の部屋にメーターがついているタイプもあり、この場合、多少は使用料に差が出てくるようですが、暖房施設稼働のため「共益費」を多く徴収しているので、結局、費用を「みんなで割り勘」しているようなものだと思います(暖房使わなくても月々取られるので)。つまり、みんなでたくさん使えば使うほど、暖房施設稼働高になり「暖房費は高くなる」ってことです。
そんな感じの新しい暖房スタイルのお隣のアパートなんですが、最近、気になることがあるんです。
それは、窓を開けている時間がハンパないってこと!
このコロナ禍で「換気が推奨」されているので、「換気」はいいことなんですけど、このアパートの住人の窓を開けている時間はゆうに
半日を越えるんですよ!(爆)
気候のいい春や秋ならわかるんですが、今の季節は「冬」です。朝は零下となっており、外の日中の最高気温は上がっても10度くらいです(寒!)
数時間も部屋の窓を開けていると、凍えるくらい寒くなっているのではと心配になるところ(汗)
それとも、暖房が全開で、暑すぎるとか?だったら温度を下げればいいのに(中に人がいるのが見えるんですよね。汗)
更に言うと、この「長時間換気する住人」は一人だけでなく
・・・複数います(イタリア人、換気好きなんですね。汗)
やっぱり何時間も窓全開です(汗)
暖房費、とんでもないことになってませんか?
ちょっと可哀そうだなと思うのは、ある住人は換気しているところを見たことがないということ(多分、短い時間やっているんでしょう)
これって、かなり不公平な「共益費」負担だなと思った次第です。
ま、住んでいる人たちはお隣同士の換気状況なんて知らないので(うちからは丸見えで観察できるだけで)、このことで住人同志もめることはないと思います(笑)
以前、フランス・コロナ禍の記事を書いたんですけど
ここでも似たような状況だなと思ったところ(汗)
やっぱり私は、食べてもいないロブスター代を割り勘にしたくないなと思うタイプ(汗)
イタリア、「共益費」が高すぎるアパートには住めないな・・・
以上です。
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