(予想もしてなかった)フィンランドから仕事のオファーをもらった夫、今、あちらに移住するべきか、ものすごく悩んでいるところです。


うちのカップルは何年かに一度、人生の岐路に立ちます。その中でも今回は一番悩んでいる状況かも。今までは私と夫だけで、気ままに動くことができたのですが、今回は子供二人の運命も左右することになるので、かなり慎重に行動しなければならないのです。

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このフィンランド移住の話が今のイタリアでの生活のすべての面で上回る条件であるというのなら決断もすぐできるのですが、そんなわけでもなく拮抗状態となっています。フィンランド行きかイタリアに残るメリット・デメリットをいくつか上げてみると・・・

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今、一番のフィンランド移住の問題が生活に必須な「お金」のことで揺れ動いています(汗)。生活費の見積もりをしてみたのですが、この夫の収入でフィンランドに行くと、私の仕事が見つかるまでは「極貧」または「マイナス(貯金切り崩し)」生活が待っていることになります(恐)。

夫のお給料は現地人に言わせるとかなりいい方らしいのですが、フィンランド語ができない子供たちを私立のフランス語学校に入れると、高い授業料が家計を圧迫してしまうのです(汗)教育費が無料の現地校に入れるのも一つの手ではあるのですが、ヨーロッパ言語の中でも「難しい」と言われるフィンランド語、言語能力ゼロの子供たちを無理やり学校に通わせるのは酷なことかと・・・最初の年は全く授業についていけなくて、かなりの確率で留年するだろうし(欧州では簡単に留年します)、学校生活が嫌すぎて勉強嫌い・登校拒否とかになったりしたら、取り返しがつかないなという不安も(汗)。現地校以外には、フィンランド語+フランス語や、フィンランド語+英語の2か国語の授業料がかなり安い私立学校もあるのですが、こういう学校の入学にはフィンランド語の試験をパスする必要があるので、うちの子は入学できません(涙) フィンランドでは高い税収により、皆が同等の教育が受けれるように公立の学校が無料となっているのですが(私立でもフィンランド語の授業の割合がある程度あるなら補助してもらえる)、子供を他言語がベースの私立学校に入れるとその恩恵を全く受けれなくなります。夫の場合、お給料の4割近くを税金にとられるのに、全く補助してもらえないのは残念すぎるかと(涙)

とにかく、子供たちにできるだけ負担がないようなフィンランド移住を考えれば、「フランス語学校」の選択しかないということになり、イコール、極貧生活が待っていることになるんです(涙)

まあ、私の仕事が見つかれば、その収入そのものが貯蓄・遊興費にまわせて、潤沢な生活になり得る可能性もあるのですが・・・私はもう何年も仕事から離れているので、すぐ仕事が見つかるかどうかも分かりません(汗)。ただ、このままイタリアに居続けると、私の再就職の道はますます厳しいものになっていきそうだし、フィンランドの方が今の場所より仕事があるのは明白・・・うーん。

 

この数日はフィンランドでの生活にさらに具体的にいくらお金が必要になるか詳しく知るために、ネットで猛検索、より詳しく知るためにフィンランドの学校や市役所、教育委員会などなどに直接電話を掛けて、できる限りの情報収集に励んでいました。何件もフィンランドに電話を掛けて気づいたことがあるんですが・・・

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100% みんな英語が話せます。それもペラペラです!(フランス語学校の職員の方さえ、英語ペラペラだったことに驚きですよ)

現地の人に、フィンランド語ができなくても英語ができれば生活には困らないとも言われたのは確かなようです(イタリア生活に染まりすぎていて、英語が使えることに感動してしまいます。笑)

(多少の)専門性があっても英語しかできない私とって、フィンランドでの再就職の方が他の欧州の国(英国除外)よりも可能性がありそうだと実感したのでした。

・・・そんな感じで、悶々と夫と悩み中。

新情報が入る度に、フィンランドに行くべきだと思ったり、イタリアに残るべきかと考えなおしたり、気分はアップダウンを繰り返すジェットコースター、もしくはシーソーですね。

金曜日までに返事をすることになっています(汗)

さて、最終的な決断はどうなることやら。

続きます。