長かった子供たちの冬休みとオンライン授業が終わり、ようやく今週から学校が再開です。日中手のかかる子供が学校に行ってくれれば、夫と私は、やっと仕事と就職活動にも集中できるということで、この日を待ちに待っていたのです・・・
・・・なのにですよ(涙)
たった学校開始から3日しか経ってないというのに、学校から
「14日間の学校登校禁止・自宅隔離メール」が来たんです。それも、息子・娘を二人同時という悲劇!(涙)
この自宅隔離メール、まるで戦時中の「赤紙」くらいに保護者から恐れられているもので(言い過ぎ・汗)、どうやら、息子・娘のクラスに新型コロナの陽性者がでて、濃厚接触者に確定されたようです(汗)娘・息子のクラス全員が隔離対象となったので保護者一同そろって、
「コロナ持ち込んだのは誰やねーん!」(爆)
とのライン(whatsApp)での猛突っ込みです(汗)
前回冬休み前にもクラスの大半が隔離対象になった時があったのですが、その時は陽性者を非難するような雰囲気ではなかったんです(こちらの人は、いい意味で寛容なので)。でも、今回は保護者みんな(うちも含めて)、この陽性者に対して苛立ちを隠せませんでした。
なんで、みんながこんなに感情的になっているかと言うと、その理由が・・・
「この陽性者が、法を犯している可能性がある」(爆)
ことからなんです(汗)
ということで、その背景を説明するんですが・・・。
まず、うちの子供は「フランス語科」のクラスのある学校に通っています。そのクラスの生徒は(先生も)大半が「フランス」か「ベルギー」出身。だから学校の長期の休みが始まると、基本、みんな自国の実家に休暇に行くのが普通です。この冬休みも例外ではなく、ほとんどの家族が実家の「フランス」か「ベルギー」に帰ったようです。
・・・ただ、今回の冬休みはコロナ禍の影響で例年と違っていて、イタリアの年始年末の特別コロナ規制により、国外(実家でも)からイタリアに入った場合「14日間の自宅隔離」が必要になりました。これにより、実家に帰るのを断念した人もいたようですが、それはほんの少数だったようです(汗)
うちの場合は、この14日間の隔離期間から逆算して、子供たちが1月11日からスタートの学校での授業に登校できるように、フランスの実家から12月28日にイタリアに戻りました。
もちろん、高齢である義両親への感染リスクを考えて、ギリギリまでクリスマスに「行くべきか、行かないべきか」かなり悩んだんですが、フランスへは車での移動だし(他の人には会わない)、夫・実家では外出しないし(隔離状態)、実家に着いてからの数日間は義両親とトイレ別で家の中でもマスク着用を徹底するということで、孫を見たい義両親のため・祖父母に会いたい子供たちのために実家に帰ることにしました。夫の兄夫婦も、私たちに会わないように、実家に行くのを5日ずらしてもらって、可能な限りの対策を取りました(これにより超つまらないクリスマスだったんですよね。涙)。そしてこのフランスでのクリスマスの「代償として」イタリアに戻ったら、きっちり「14日間の自主隔離」をしました。食料品の買い出しもオンラインを利用し、外出はなしです。この期間、雪も降って雪遊びを思う存分したかった子供には可哀そうな話ですが、娘・息子にも隔離ルールを言い聞かせて自宅に閉じこもっていたんです。実際のところ、私たち家族のコロナの感染リスクは、クリスマス期間にイタリア国内(自治州内)を動き回っていた地元イタリア人より、かなり低いかと思うところ(3週間の間に会った人は、義両親2人のみだったので)
・・・ただね、
今回、伊→仏→伊という国境越えして、分かったことがありました(汗)
それは、イタリア国境では「隣国から誰が入って来たかなんてチェックしていない」ということ!(汗) イタリアから出ていくときも、チェックされてなかったので、結局のところ「私たちがこのクリスマスの期間に国外に出ていた」という事実は私たち以外誰も知らないこととなっています(自己申告するように言われているだけ)
こんなんだと、14日間の自粛期間をきちんと守るかどうかなんて、本人次第ということなんですよね(汗) ・・・イタリア政府、そこはルールを決めるだけでなくて、ちゃんとチェックをしてよって感じです。 車で国外から来る人の検査はザルってことなので(汗)
こんな取り締まりもない状況だったので、今回、娘の学校の人で国外に出た人の中には、クリスマス・お正月をゆっくり過ごして、子供たちの学校の始まる1月11日ギリギリにイタリアに戻ってきた人もいたのではと思われます(汗)日本だったら、警察に捕まらなくても、近所や周りの目があるのでルールを守る人が多いと思うんですが、こっちの人は、人の目を気にしない人が多いし、自己判断と警察に捕まらなければ「問題ない」としている人も多いように思います(汗) 学校からも冬休み開始の直前に「コロナ禍のルールに従って、年始年末を過ごし、子供を学校に登校させてください」との「声かけ程度」のメール(弱っ)は送られてきたのですが、それを破った場合に対しての「学校としての罰則はない」ので、ルールを気にしない保護者は多いように思います(汗)
これらのことから、国外に出た人に対する「14日間の隔離義務」は完全に「個人の良識・道徳心」に委ねられている状態だったかと(汗)
先週の話なんですが、近くに住んでいる友人家族(外国人)が、「新年会しよう」と声を掛けてくれたんです。(暇だし人恋しくなってきて)友人宅に行きたいのはヤマヤマだったんですが、やはりそこは「14日間の隔離中」を理由に断りました。ただ、この時は隔離終了2日前だったということもあったので、この友人には「私たちを感染させる時期はもう抜けているので気にしないで」と言われ、再度、強くお誘いを受けることになったんです(汗)、付け加えて「そんな14日ルールを真面目に守っている人誰もいないよ」とも(涙)
あああ、やっぱり、みんな守ってないのね(がーん)
・・・でも、やっぱりルールを破るのは後味悪いし、既に12日も自主隔離してあと少しで期間が終わるので、ここまで来たら最後まで全うしたいという気持ちが強くなっていたんです。何より、子供たちに、このルールを説明している手前、大人として「きちんとルールを守る姿勢」を見せるべきだということもあり・・・友人に再度「お断り」をすることにしました。・・・今回のことで、この友人には「お堅い人は苦手」と思われて、今後どこにも誘われなくなる可能性もありそうですが、仕方ないですよね(汗)。
ただ、私は「正しい」ことしているのに、こちらが気まずい思いをしなければならないのも、なんだか「変」だなと(汗) みんながルールを守るのが当たり前だと思える場所が懐かしいと昨年から始まったコロナ禍で特に思うようになりました(日本って素晴らしい国なんですよ!)
先週末になり、私たちの「意地と自己満足」(笑)の自主隔離期間がようやく終わり、学校が再開となりました。
なのに・・・
それから3日しか経ってないのに「再・2週間隔離」(涙)。
夫と共にひどく落胆(涙)
また、ほぼ一か月、子供たちは外に出れないことになったのも申し訳ない・・・
今回の隔離の原因であるコロナ陽性となった人物Xの話なんですが、今週の月曜に「陽性」と判明したことから、先週(か先々週)に感染したということが言えました。
・・・このタイミングに問題がありそうなんですよね(汗)
前述したように、娘のクラスのほとんどの子が「国外でクリスマスを過ごした」ので、Xさんも高い確率で国外にいた可能性があります。その場合、イタリアに戻った時に14日間の隔離期間を過ごさなければいけないのに(うちみたいにね)、「感染した」っていうことは・・・
「ちゃんと隔離していなかった?」
ってことかと(汗)
このことから保護者みんな「苛立っている」んですよね(爆)
ちなみに、この陽性者Xによる今回の隔離対象者は、幼稚園部(2学年合同)、小学部の3学年とかなりの人数で、その代償を多くの保護者が払うことになったんです(自宅学習は親の負担がかなり大きいです。涙)。
そして保護者による情報やり取りの探偵ごっこの末、学校筋に近い人から犯人Xが誰だったかということが判明しました。
さて、その犯人X(陽性者)とは・・・
・・・
・・・・
・・・・・
「小学部の先生」でした!
せっ、先生???
はああ??
・・・それも、小学部の先生は
「道徳の先生」
だったんです(汗)
えええええ?
この先生、クリスマスにフランスに帰って、14日間の隔離を(きちんと?)してなかったみたいです(汗)(または、甘々ゆるーい隔離をしてたんですかね…それ隔離とは言わないよ。涙)
モラル(道徳)を教える先生が
「モラルなくて」いいんですか?
ぶったまげましたね(爆)
これにより、先生にも「ルールをあまり気にしない人がいる」ということが分かりました(汗)
うん、かなり呆れてます。
真面目に隔離をしていた私達としては、今の学校の状況に文句たらたらなんですが(汗)もう起きてしまったことは仕方ないので、これから2週間弱、頑張るしかありません・・・というか、子供たちが感染してないことが一番大事なことですよね。
これから数日間、子供に何事も起きませんように・・・。
あ、息子、鼻水出してる! 大丈夫か!?
今日は、以上です。
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